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マルボロと強引に交換された飴を舐めながら、コンビニの前まで行き話しを聞いた。
「あのおばちゃんとポップさんて…もしかして結婚とかしてんすか?」
「あっはぁ?キミは頭おかしいんか?な〜んで俺がアレとセックスしなきゃなんねーんだよ☆」
グーで頭を叩かれた。
そしてタバコをふかしながら腕を組んで続けた。
「いや、ちょっと聞いてみたかっただけっす」
「あそ。あー!キミはおばちゃんフェチか?え?そーだろ?な?いるんだよ。なんだよぉ、あーゆーのがいいのか。人妻いいもんなぁ☆」
「い、いやいや!そんなことないっすよ!」
コンビニの駐車場を走り回りながら「人妻!」と大声で連呼するポップさんを止めた。
「違いますって!」
「あの…お金渡してるって聞いたんですけど」
飛び回るポップさんの動きが止まるといいなと思い勢いで告げたけれど、聞かなきゃ良かったと直後に後悔した。
「だって俺金貸しだもんよ。当たり前だろ?あー知らなかったっけ☆」
知り合ってからずっと新聞配達をやってるのかと思っていたので少し驚いた。
「あのババァに金貸してん…ダァ〜〜っ!!それ見たの?て言うかよ、キミ、そろそろ俺ん所で働かね☆」
「いやぁ…俺はちょっとまだいいです」
ピーちゃんは「お金借りてまで打つような人じゃない」と言っていたけど、違うみたいだ。
人には事情がある。それ以上話しを突っ込んで聞くのをヤメた。
「て言うか嘘だけどよ。うっへへへ☆」
「えぇッ!?」
どこまでが本当の話しなのかまったく分からない。
「て言うかキミは金貸しに興味あるんかい?ね〜んだったら俺はもー帰るけどよ☆」
そう言うと、俺の返事を待たずにスキップしながら駐車場を出て帰って行った。
金貸しをしてるのは本当のようだけど、おばちゃんが金を借りているのかは…。
いずれにせよ、チャリが返ってきた。
よく見ればハンドルが上へ絞られていて、まるでカマキリのようになっていたのが気になるけれど…。