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第24話 MA-G-MA

 夕方までは時間があって、集合場所に向うかどうか迷っていたけれど、何も良いアイディアは浮かんでこなかった。
30分前になると、チャリに乗って集合場所へ向うことになった。
それでもまだ心の何処かで「放っておけば」とか「狙い台をハズせば良い」とかマイナス思考が渦巻いてた。
店に到着すると、既にセンプロさんもピーちゃんもおばちゃんも着いていた。
チャリ置き場へ向うと、物陰から現れたのはプニだった。
「先日はすいませんでした…」
哀しげな表情を浮かべていたけれど、何故謝っているのかは分からなかった。
「いや…」
一言だけ発して、彼女をシカトするように店の前にいる皆の所へ急いだ。
「もぉ!遅い!」
時計を見たら5分前だったけれど、テンションの上がりきったピーちゃんに文句は言えなかった。
「行こうぜ」
珍しく…というか初めて、センプロさんが先陣を切って近くの居酒屋へ誘導してくれた。

酒が入ればヒートアップしたテンションがさらに上がるのは想像に容易く
「て、言うかどぉーすんのよ!!」
ピーちゃんが真っ先に噴火しだした。
「そもそもなんでアンタはその時に何も言い返せなかったの!?」
おばちゃんの優しい感じの口調は何かズシッと来るものがあった。
「俺はチャリで…相手は車だったんで…」
「追いかけなよ!」
女子2人は年齢も違うのにどうしてすぐにハモるんだろう…。
センプロさんは、やはり静かに客観的に俺達の会話を考察しているようだった。
「いや、て言うかさ、常連が負けるって言った意味が分かんないっつーの!そーだべ!?」
出た、茨城節。
前回の飲みで「いも焼酎」は反省したのか、注文したのはレモンサワーだった。
それを落花生と一緒にグビグビと景気よく流し込んでいる。
おばちゃんも同じように、サワー系の飲み物と落花生を食べていた。
……と、言うか……この人達、ただ飲みたかっただけなんじゃ…?

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