らぶパチ|らぶパチ連続小説|チェルシー(銀ダラを注文したのはいつ?)

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第25話 銀ダラを注文したのはいつ?

 「分かってると思うけどさぁ、常連ってあーし達以外にだっているじゃん?それはどうなるのよ。その人達全員が負けるの?はぁ?馬鹿じゃないの!」
「いや、だから…それは俺も知らないけど…」
サワーパワーで増々調子が上がっていくピーちゃん。
「そうよねぇ。あたし達以外だっているのよね。んー…」
悩んだ表情を浮かべながら、落花生の殻をひたすら剥いているおばちゃん。
けど、確かに自分達以外の常連も負けるとなると…現実的にはどう考えたって無理だろう。
「て言うかさ、あの馬鹿女は一体何様なんだっつーの!人の男までさらっといて、その上馬鹿発言ってなんだよそれ!」
「まぁ…まぁ」
「落ち着かねーし!」

「…センプロさん、なんかスイマセン」
寡黙過ぎて何を考えているのか全く分からないセンプロさんにとりあえず謝った。すると
「どうだろうね」
一言よく通る声で銀ダラを食べながら言った。
それに噛み付いたのがイライラモードのピーちゃんだった。
ヨーイ、ドン!でピストルが鳴らされたように睨みつけながら、立ち上がった。
「はぁ!?何がよ!?アンタしゃべれんの!?もそもそもそもそ…何しに来たんだっつーの!?魚ばっか食べやがって、カルシウムヲタか!何とか言いなよっ!アンタも男だべ!?」
周りのテーブル客から見たら、喧嘩にしか見えない状況なほど大きな声で叫んでいた。
「…実際さ、僕達が意図的に負けるなんてことは、彼らが出来ることじゃないと思うんだよね」
正論だ。
「んなぁことは聞いてねーんだっつーの!アンタは悔しくないの!?あーしはね、すんげ悔しいの。そう言う人を見下したヤツが大嫌いなの!」
「僕も嫌いさ」
ちびまる子ちゃんの花輪君みたいに流麗にピーちゃんの話しを流すセンプロさん。
「あーそう!」
再び腰を下ろして、レモンサワーを追加注文するピーちゃん。
「あたしはね、皆で仲良く楽しく打てたらいいなってのは、最初から無理だと思うのよ。そんな事は皆当たり前で、分かってると思うの」
おばちゃんが言った一言にそれぞれが耳を傾けた。

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