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この日から少しだけ真剣に、パチスロもパチンコもその傾向を見るようになった。
本当に遅すぎる緊張感が頭の中を久しぶりに刺激していた。
大学に通っていた頃からプロ気取りで打ち始めたのだけど、その時から何ひとつ変化のない節穴だらけの目はとても残念だと改めて思った。
今まで何をやってたんだろう。
勝つためにホールへ行ってるんじゃなく、いつの間にかホールで遊んでいたという反省の意識と緊張が日々の生活を満たしていた。
それはどうやら俺だけじゃなく、プロとしてデータ収集を日々行いながら打っているセンプロさんや、仕事のストレスを発散させるために通っているピーちゃんや、データを信じてはいるものの、最終的にはオカルト打法を駆使していたおばちゃん、ただ時間を潰すだけで来ていたポップさんも同様だったみたいだ。
キャップ君達の『新常連組』はというと、相変わらずイベント対象になっている席に着いては朝から晩まで変わりなくひたすら打っているようだった。
その光景を見ると「なんで競うとかになったんだろう」と思ってしまう。
負けた方がこのホールから出て行く…言い換えればホールがこの街には今通っている1店舗しかないのだからヤメなければならない。
もしくはキャップ君が言っていたように「引越し」という手もある。
やっぱり馬鹿げてる…。仲良く打てればいいのに…。なんの為に打ってるんだろう…。
ただ、今更そんなことを考えていても仕方ない。
あとは奮起しつつ決戦の日を待つしかないのだ。
決戦日前日、今一度明日の決めごとを確認した。
「パチンコとパチスロの合計収支で競う」
「負けた方がホールから去る」