らぶパチ|らぶパチ連続小説|チェルシー(輝くセンプロ)

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第33話 輝くセンプロ

 おばちゃんとピーちゃんは初めからパチンコを打つと決めていた。
「パチスロよりもパチンコのが出るのよ、今の時代は。特に慶次ね。みんな打たないけど面白いのよ〜!」
力強い言葉だったけれど、「面白い」って今は関係ないだろ…。大金がかかってるのを忘れてるのか。
彼女達が向ったのは台の上方に「歌舞伎?否、傾奇!」と金文字で装飾されたポップが刺さった「CR花の慶次」だった。
アイムジャグラーコーナーからパチンコフロアを見るためには、1度席を立たないと完全に見えないが、
今朝やっとの思いで交換したメールで、やり取りをすることになっていた。

10人の中で最初に大当りを引き当てたのは我らがセンプロさんだった。
投資はやはり1000円。
ここぞという時に引き当てるのだから、やる人だ。
「僕たちが一歩リードしたね」
確かに。先に大当りを引いただけなのに、心にものすごくゆとりが出来た。
「さすがですね」
「ぉお?や〜るじゃ〜ん。て言〜か、ど〜せオバケなんだろぉ?早く押せよ〜。早く押して喉乾いたからジュース買ってこいよ〜☆」
ポップさんがセンプロさんにそう言うと、リール上に停止したのは宣告通りのレギュラーボーナス。
「ほらなぁ。テメェはいつもオバケスタートなんだよ〜。知ってたよ。うっへへへへ☆」
パチスロで例えるならポップさんは「HIGH MODE」。特にこの日は異常にハイな様子だ。
続けとばかりに引いたのは俺だった。
揃ったのは赤色が綺麗に反射する777。
「ぉお〜。お兄ちゃんも今日はやるじゃ〜ん。んだよ〜、これ6なんだろぉ?俺もとっとと出ねーかなぁ☆」
開始早々引けたのは大きかった。
ただキャップ君達は焦る様子もなく、コチラを見る気配もなかった。

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