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らぶパチ連続小説

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第35話 確率

 『新常連組』の様子はというと、可もなく不可もなくと言った感じだろうか。
ただ、5人とも投資をしている様子はなくなっていた。
さらにセンプロさんと同様に、余計なことで時間を割くような無駄な動きもなかった。
さすがパチスロで食べていこうと決めてる連中だ。
俺もあんな風になりたくて、定職につかなかったんだよな。
このホールの店長みたいな車だって欲しかった。
けど、現実は物真似プロ。
つまりプロ気取り。
5号機しかホールになくなった事を理由にもしていた気がする。
やってきたことを思い返すと、なんの努力もせずに勝とうとしてきたことが恥ずかしくも思えた。

『ガコっ!!』と強烈な告知音で現実世界に呼び戻された。
真剣勝負の最中に、余計なことを考えるなとアイムジャグラーからのお達しなのだろうか。
ボーナスを揃えると同時にまた携帯が震えた。
「やっと当ったよ(`∀´)。…隣のいかちぃお兄さんが。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」
ピーちゃん…このままだと300万円取られることを本当に分かってるんだろうか。
ポップさんのアイムジャグラーもそれなりにボーナスに当選しだした。
答えは出ないが、本当に全6のコーナーがアイムジャグラーだった気配もしてきた。
「いきり立つな」
センプロさんの、心が読めるかのような発言にドキッとさせられた。
「はい、すいません」
「僕の台はブドウはいい感じなんだ。君のはどうだい?」
「すいません、俺、数える道具とか持ってなくて…その…」
「そうか」
計算した数値を見せてもらうと、センプロさんの台のブドウ確率は確かに6の近似値。
だけど、もうひとつ肝心なレギュラー確率は設定1以下だった。
「レギュラーがまだ足らない感じですかね」
「ん?そうかい?僕は元からスロースターターだからね。そのうち追いつくハズだよ」
確率が追いついたのを、見たことはなかった。

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