らぶパチ|らぶパチ連続小説|チェルシー(監視カメラ)

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第42話 監視カメラ

 それぞれが真剣にパチスロに向い、楽しんでいる時間が過ぎていく。
慶次組もそうだが、顔が普段とは少し違った。
奇しくも今日閉店を迎えるホール、そこで馬鹿げた勝負を行った客、監視カメラに自分達は一体どんな風に記録されているんだろうか。
ピーちゃんやおばちゃん達の様子を見に何度も往復を繰り返し、メールのやり取りをして、気付けば黄昏時。
ジャグラー組は一人を抜かして全員が箱を使っている状況だった。
勿論、出ていないのは…さすがと言うべきか…センプロさんただ一人。
昼過ぎあたりから、下皿で揉んで揉まれての繰り返しで、延々とポップさんに煽られている。
「おめぇ何しにきたんだよぉ?あぁ?おい!そのピンクローターみてぇな小道具は役に立ってんの?にへへへ☆モテようとして持ってきたんか?おーい、聞いてんのかぁ☆」
可哀想だけど、いつもこうだ。

出ている枚数を計算する必要もなく、こちらサイドが負けているのは明白。
つまりは慶次組にかかっている状況だけど、昼間の投資っぷりを考えると、このまま行けば…。
「そろそろ波がくるよ」
センプロさんがボソっと呟いた。
「絶対きますよ」
「なんの波だよ☆出て入ってずっと波ってんじゃねーか、下皿でよぉ☆」
震えた携帯を取り出して、メールを開くとそこには
「ヽ(*'0'*)ツ連戦連勝なんですけどぉー!」
慶次組が出ている気配濃厚な文章が綴られていた。
それをセンプロさんに見せると
「ほらね」
…いやいやいや。
「今日は僕達が勝つんだから大丈夫だよ、心配はいらない」
どこから湧いてきたのか知らないけれど、自信に満ちた言葉に俺とポップさんは唖然とした。

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