らぶパチトップ > らぶパチ連続小説
時給にして、830円のバイトをしながらたまに考える。
あの時、あの場所で出会えた人達は確かに『仲間』だった。
酒を飲んで、泣いて、吐いて、笑って、疑って、好きになって(?)、歌って、協力して…。
またあそこまでつるめる仲間が出来るかな…。
ホールは無くなっちゃったけど、すごく大切な時間を過ごせた。
変化が苦手な自分でも、一歩踏み出しただけでほんの少し変わった生活環境を手にすることができた。
マジで馬鹿馬鹿しかったけど、何かに全力になることなんて日常では巡ってこなかった。
正確に言えば、全力になることを避けていたんだけど。
同時に、人との繋がりを拒んでいた。
「どうすれば逃げられるか」という言い訳を、真っ先に考えて行動していた。
他の人に、自分を心ごと知られるのが怖かった。
まぁきっとこれから先も、それは変わらないと思うけど。
ただ、楽しかった。
「ありがと」
パチスロバブルが弾けた影響をモロに受けたホールは、今なお深刻な状況が続く。
そして、俺のハンパな物真似プロ生活は幕を下ろした。
…そう言えば俺、なんて呼ばれてたんだろ…?
あとで『みんな』に聞いてみよ。
これは痛くてアホな、小さな街で起きた小さな話し。
END