らぶパチ|らぶパチ連続小説|チェルシー(ボロボロ)

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らぶパチ連続小説

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第9話 ボロボロ

 ピーちゃんがホールから出て行った後は、いつものようにイベント対象になっていたパチスロを打って負けた。
負けたことは大した金額じゃなかったから、特に気にならなかったけど、何故怒っていたのかがさっぱり分からずにずっと引っかかっていた。
考えれば考えるほど、答えは出てこなかった。
換金をし終えて、その足でコンビニで弁当を買った。
そして、定位置に停めたチャリに乗ろうとした帰りがけ、朝一言二言会話した彼女と会った。
昼間はなんとなく気が重くて、話しかけられなかったけど…
「どうも」
彼女はそう言うと、少し間を空けて話しを続けた。
「私、最近このお店によく通うようになったんです」
照明のあたり具合だろうか、昼間と違って顔つきが少し怒っているようにも見えた。
「よくお見受けする常連さん達に、挨拶したかっただけなんですけど…」
一言言い終わると駐輪場から出て行ってしまった。

 追って話しの続きをしたかったけど、気弱な性格が足を止めた。
一息ついて端玉で取った飴を舐めながら、チャリに乗ろうとしたら、サドルがない事に気付いた…。
探せど探せど出てこない。
あんなボロボロのチャリのサドルを…と、よく見たらそれは前から捨てられてたチャリだった。
…!!!!
俺のチャリがない…。
鍵をかけずに停めて置いたけど、よくもまぁあんなボロチャリを盗るヤツがいたもんだ…。
ツイてない日ってのはトコトンダメだなと気持ちを落ち着かせて、仕方なく歩いて帰ることにした。
…ケツの痛みが少しでも引きますように…。

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